就寝時に婦人体温計を枕元に置いておきます。 100分の1℃まで測定できるものが理想的です。 |
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朝に目が覚めたときにすぐに測るのがコツです。 睡眠不足.トイレ.会話後では微妙に体温が変化するため、参考になりにくいので注意が必要です。 |
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できる限り、口腔内で測定するようにして、毎日なるべく決まった時間に測定するとより正確な基礎体温表をつけることが出来ます。 |
基礎体温計測にあたっての注意点 |
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基礎体温を測定するときに注意したい点として、しっかりと測定しなければならないという 固定概念にとらわれてしまって、ゆっくり眠ることができなくなったり、測定すること自体が ストレスになっては本末転倒です。 そういう風に測定するのが理想的ということだけ知っておいていただき、ご自身の生活 スタイルに合わせて測定し、測定の条件などを基礎体温表にメモしていただけると非常 によい体温表になるでしょう。 基礎体温表には、そのほかに日付、月経、おりもの、体調の変化、性交した日などの情報 を記載しておくと後々、非常に役立つデータとして利用することが出来るようになります。 |
女性の月経周期は次の4つの周期に分類されます。
月経期 | 卵胞期(低温期) | 排卵期 | 黄体期(高温期) |
正常な基礎体温表では月経直後から卵胞が発育する期間である低温期と排卵を境に高温を示す
高温期に分類されます。
基礎体温表に記された折れ線グラフの全体を見ることで、月経周期や排卵の有無、排卵のおおよその時期、黄体機能、妊娠の有無などを予測することができるようになります。
一般に、低温期と高温期がしっかりと2相になっている場合には、排卵が起こっていると言われています。
排卵の時期は、卵胞期の終わりに来る体温が最も低くなる頃と言われていますが、これについて
は諸説あり、必ずしもそうとは言い切れません。
ですので、低温期の最終日から数日間の間はいつ排卵があっても不思議ではありません。
排卵期を過ぎると、低温から一転して高温へとシフトします。
このときに低温相と高温相の温度差が0.3~0.5度あるのが望ましいといわれており、
さらに高温相は12~14日間続き、途中で0.2度以上の体温降下がないのが理想的とされています。
このように基礎体温を測定していると本当にいろんなことを知ることができるようになります。
グラフをよく観察することで、おおよその排卵日を予測したりすることができるし、それに合わせて性交のタイミングを取ることができるのです。